テスト
今日も暑いですね。
日本でP2P形式の金融サービスが流行るには
とは言っても、まだ日本法人を設立しただけのようですが…
Zopaは、オンライン上で個人間の融資を仲介するサービスです。現在は、イギリスとアメリカでサービスを提供
していて、個人間融資を仲介する手数料を収益源としています。
Zopaによれば、大手の銀行から借り入れるよりも借り手は低い金利で融資を受けることができ、貸し手も自分が
選んだ期間だけ運用し、利子を受け取ることが可能となります。
個人的に、こういったP2P形式の金融サービスにはたいへん注目しています。
それは、銀行預金から得られる金利と消費者金融などの利率に大きすぎる差があるように感じているからです。
銀行や消費者金融がやっていることは、お金が余っているところから足りないところへ供給することです。
確かに社会に重要な価値を提供してはいますが、インターネットを使ってP2P形式で運営すれば、銀行や消費者
金融などを中抜きできるので、もっとローコストで同じ価値を提供することができます。
その方が借り手、貸し手の両方にとってハッピーなはずです。
しかし、高い金利が得られるとかいくら経済合理的なことを言っても、ユーザーがホントにそのサービスを使う
かは別問題です。
特に、日本人はこの超超低金利の現在でも金融資産の約半分を預貯金にしている不思議な国民です。(海外と比
べると)
では、P2P形式の金融サービスが日本で流行するためにはどうすればいいのでしょう?
それを考えるには、日本人が信用をなにによって形成するのかを考える必要があると思います。
それは、時間を人間関係ではないでしょうか?
ビジネスなどお金に関わる重要な局面ほど、付き合いの長さや過去の実績、信用できる人から紹介されたかどう
かなどが判断材料とされるように思います。
その点を考えたとき、日本では特にSNS系サービスとP2P形式の金融サービスの親和性は高いと思います。
SNSを使えば、借り手の過去の行動から信頼に足る人物か判断できます。
さらに、人を仲介した口コミや紹介を利用できます。
イギリスやアメリカで一定の成功を収めた「Zopa」が日本市場をどう考えているかはわかりませんが、今後の展開に注目したいと思います
ホームランより勝負どころのヒット
アメリカで昨年11月にアメリカで発売された電子書籍リーダー「Kindle」が大人気らしい。
個人的には、電子書籍リーダーってニーズはあるけどなかなか普及しないと思っていた商品だった。
本は、重いから持ち運びは面倒だし、多くなってくると保存場所にも困る。
電子情報ならこういった問題を解決し、さらにキーワードで検索できるなどより便利である。
しかし、今まで電子書籍リーダーが普及しなかったのは、インターフェースに問題があったからだと思う。
つまり、ディスプレイで長時間文字を読むのは目が疲れるからだ。
その点だけがボトルネックになっていたのだと思う。
電子インクを使用した高解像度の画面はバックライトを使用しておらず、太陽光の下でも実際の紙面を読む感覚で読めるという。
しかし、「Kindle」は、このボトルネックを解決したのかもしれない。
それはブレイクスルーと言えるような大げさなものじゃないが、もしかすると人々のライススタイルを変えるような重要な改善なのかもしれない。
電子書籍リーダーが普及すれば、部屋に本棚がなくなり、アマゾンで買い物して本の受け取りまで待つ必要もなくなる。それに、学校の授業風景も一変するだろう。
僕もこれからネットサービスのプロデューサーを目指すものとして、ホームランを狙うより勝負を決めるような重要なヒットを狙いたい。
多数の集合愚より、少数の集合知
らしい。
ソーシャルブックマークが登場してかなりの時間が経つがまだまだ一般的になったとは言えないようだ。
ソーシャルブックマークの利点として、不特定多数の人とブックマークを共有することで有益な情報を抽出することができることがあげられる。
はてなブックマークは特にギーク層での評価は高く、良質な情報をすばやく入手する有効な手段となっている。
しかし、便利なサービスをいち早く取り入れるギーク層にはてなブックマークが受け入れられたからといって、
それが一般ユーザーにも普及していくと考えるのは安易すぎるのかもしれない。
それは、一般的な人にとって有益な情報と専門知識を持った人にとって有益な情報が異なるからだ。
例えば、はてなブックマークがもっと流行り、注目の記事に"しょこたんブログ"が登場するようになったとしよう。
そうなったとき、初めからはてなブックマークを使っていたギーク達は満足なのだろうか?
きっとギーク達は去って行くだろう。
やはり、一般的な人たちと専門知識を持った人たちのニーズを同時に満たすのはなかなか難しいと思う。
さらに困ったことに普通の人は詳しいこと、詳しくないこと両方ある。つまり、専門家の顔と一般人の顔を同時に持っている。
よって、そのニーズを満たすためにはたくさんのソーシャルブックマークの結果を参考にする必要があることになる。
もしこのニーズをダイレクトに満たすサービスがあるとすれば、SNSなどのソーシャルネットワーク情報を元に、ユーザーとそのユーザーに嗜好が近い人を割り出しそれらの人々の集合知を利用したサービスかもしれない。
ぜひ、SNS運営会社などは、その有益なデータを活用して価値あるサービスを提供してほしい。
閲覧者からの寄付募集、mixiやニコ動でも可能に--ビリオがサービス開始
billioがmixiやニコ動でも使えるようになったらしい。
billioとは電子マネー送金決済サービスで、ネット上の物販だけではなく、情報商材の販売や寄付募金の受付、オークションでの個人間決済などにも利用できる。
こういった決済の簡単にするサービスが、今クリエータがしのぎを削るニコ動で使えるようになったのはたいへんいい流れだと思う。
ニコ動などを見ているとまさに才能の無駄使いとしか思えないクオリティの作品を無料で楽しむことができる。これは、ユーザーにとってたいへんうれしいことだが、個人的にはそういった人たちにもう少しお金を払ってあげてもいい気がする。
みんなタダだから見てるのであって、お金を払う必要があるなら誰も見ないと考える人もいるかもしれない。しかし、思い出してみてほしい、ユーザーはケータイでは、比較的簡単に課金サービスを利用するのである。これはキャリアが集金を代行してくれるので、決済が楽だからである。
つまりPCのネットでサービスの課金モデルが難しいのは、価値あるサービスや作品を提供できていないからではなく、決済がめんどくさいからだと考えられる。
だからこそbillioのような決済のインフラ的サービスの普及には大きな意味があると思う。こういったサービスの普及によって、クリエータもハッピーになり、ユーザーも気持ちよくお金を払える社会になるのだろう。
ぜひbillioにはがんばってほしい。
Consumer Generated CM
Amazonがオリジナル動画でアフィリエイトできるサービスを公開したらしい。
日本でもfilmoのようにユーザーにCMを作成してもらうサービスはあったが、Amazonが取り組むことでよりたくさんの人にこの手のサービスが広まりそう。
CMクリエーターというあこがれの職業に誰でもなれるようになったわけだ。
ネットができて世の中便利になったけど、やりたいことしてメシを食べていける人が増えていくっていうのが一番素敵なことだと思う。
ユーザー視点って誰の視点?
学生生活も終え、ネット系の会社に就職するため、関東に引っ越してきた。
まだまだダンボールに囲まれて生活してるが、とりあえずネットはつながってるので、退屈しない。
テレビなんて無くても、YouTube、ニコニコ動画、Gyaoがあれば十分ってな気分になる。
しかし、そんなに生活がはたして、新しいサービスを考えるのに、よいのやら悪いのやら。
http://japan.cnet.com/column/naruhodo/story/0,2000055917,20368442,00.htm
ニュースやエンタメ情報、あなたはどんな媒体で見ていますか?
というアンケートを見ると、
ネットユーザーに対して行ったアンケートなのに、よく見るメディア、信頼しているメディアでは、テレビのニュース番組がダントツの結果だった。
ネットがメディアとして力をつけてきているのは確かだが、思っているほどでもなかった。
新しいサービスを考えるときに、ユーザー視点で考えろとはよく言う。
しかし、自分がユーザーとしてネットを使っている体験が、一般的なユーザーと少し違うということを意識しておく事も重要だと思う。
そうしないと、一部のギーク層にだけしか受けないサービスをつくってしまう。
これから、ネットに詳しい人と付き合うことが多くなると思うので、そのへんのバランスをこれまでよりも大切にしたい。